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食道がんの早期発見〜リスク因子と内視鏡検査の重要性〜

皆さま、こんにちは。

JR明石駅より徒歩5分、明石やまだ内科歯科クリニック院長の山田恭孝です。

食道がんは消化器がんの中でも予後が悪いがんのひとつですが、早期発見であれば内視鏡的切除で完治できるケースが増えています。初期段階では自覚症状がほとんどなく、「飲み込みにくい」「胸のつかえ感」などの症状が現れたときにはすでに進行していることが少なくありません。リスク因子を理解し、定期的な胃カメラで早期発見することが大切です。

食道がんのリスク因子と種類

食道がんには主に2つの組織型があります。

「扁平上皮がん」:食道に最も多いがんで、飲酒・喫煙が最大のリスク因子です。特に「飲酒後に顔が赤くなる体質(フラッシング反応)」の方は食道扁平上皮がんのリスクが非常に高いことが知られています。これはアルコール代謝産物のアセトアルデヒドを分解する酵素(ALDH2)の活性が弱いためです。

「腺がん」:逆流性食道炎・バレット食道(胃食道逆流症から生じる食道粘膜の変化)を背景に発生します。肥満・逆流性食道炎の長期罹患がリスク因子です。

リスクが高い方

飲酒後に顔が赤くなる方で飲酒・喫煙習慣がある方、逆流性食道炎・バレット食道の診断がある方、過去に頭頸部がん・胃がんを患ったことがある方。

食道がんの症状と進行

早期食道がんはほとんど症状がありません。「飲み込みにくさ(嚥下障害)」「胸のつかえ感」「胸・背中・みぞおちの痛み」「体重減少」「声のかすれ」などは、がんが進行してから現れることが多い症状です。

一方、早期食道がんは内視鏡的切除(ESD:内視鏡的粘膜下層剥離術)によって体に負担の少ない治療が可能で、高い治癒率が期待できます。

食道がんの早期発見に向けた検査

食道がんの早期発見には上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)が最も有効です。通常の白色光観察に加えて、特殊光観察(BLIなど)を使用することで、早期食道がんを高い精度で検出できます。

ルゴール液(ヨード液)を食道に散布する「ヨード染色」も早期食道がんの検出に非常に有効な方法です。リスクの高い方は症状がなくても定期的に胃カメラを受けることをお勧めします。

おわりに

食道がんは、初期段階ではほとんど症状がないため「気づいたときには進行している」ことが多い恐ろしいがんです。しかし、定期的な検査で早期に発見することさえできれば、外科手術で胸やお腹を大きく切ることなく、内視鏡による治療のみで完治を目指すことができます。

当院では、「胃カメラはオエッとなって苦しい」という従来のイメージを取り除くため、鎮静剤を使用し、ウトウトと眠っているようなリラックスした状態で受けられる内視鏡検査を提供しております。最新の内視鏡システム(BLIなどの特殊光観察)を駆使し、専門医の目で微小な病変も決して見逃さない精度の高い診断を行っています。

また、食道がんの最大のリスク因子である「喫煙」や「過度な飲酒」は、歯周病をはじめとするお口のトラブルとも深く結びついています。口腔内の衛生環境の悪化が消化器がんのリスクに影響を与えることも知られており、食道がんや頭頸部がんの予防にはお口のケアが欠かせません。当院は「内科・歯科併設」の強みを生かし、胃カメラによる精密な検査と歯科検診を通じた口腔ケアを組み合わせることで、皆さまの健康を入り口(お口)から胃腸までトータルでサポートいたします。

「お酒を飲むと顔が赤くなるけれど、よく飲んでいる」「タバコを長年吸っている」「慢性的な胸やけがある」といったリスクに心当たりがある方は、症状が出る前に、ぜひJR明石駅より徒歩5分の明石やまだ内科歯科クリニックへお気軽にご相談ください。

明石やまだ内科歯科クリニック