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下痢型・便秘型・混合型 ~ 過敏性腸症候群(IBS)の3タイプ完全ガイドと最新治療法

皆さま、こんにちは。

JR明石駅より徒歩5分、明石やまだ内科歯科クリニック院長の山田恭孝です。

トイレのことが気になって外出が不安、電車の中でお腹が痛くなる、大事な場面でかならずお腹の調子が悪くなる—こんな経験が繰り返されているなら、過敏性腸症候群(IBS)かもしれません。IBSは日本人の10〜15%が経験するといわれる一般的な疾患ですが、タイプによって対処法が異なります。

■ IBSとは?診断基準と3つのタイプ

過敏性腸症候群(IBS)は、腸に器質的な異常がないにもかかわらず、腹痛と排便異常が慢性的に繰り返される疾患です。国際的な診断基準(ローマIV基準)では、6ヵ月以上前から症状があり、過去3ヵ月の間、月に3日以上の腹痛が繰り返され、排便で楽になる、または排便頻度・便の形状の変化を伴う場合にIBSと診断されます。

IBSの3つのタイプ

①下痢型(IBS-D):軟便・水様便が主

②便秘型(IBS-C):硬便・便秘が主

③混合型(IBS-M):下痢と便秘が交互に

下痢型IBS──ストレスでお腹が壊れる理由

下痢型IBSは20〜40代の男性に多く、緊張・不安・ストレスなど心理的な因子が腸の過敏反応を引き起こします。腸と脳は「脳腸相関」と呼ばれるネットワークで密接につながっており、脳でストレスを感じると腸がすぐに反応します。薬物療法とFODMAP食(発酵性糖質の制限)が有効とされています。

便秘型IBS──なぜ腸が動かないのか

便秘型IBSは女性に多く、腸の蠕動運動が低下し便が長時間腸内に留まります。腸が過敏になっているため、ガスや便の刺激で腹痛が起きやすいのが特徴です。治療には「リナクロチド」「ルビプロストン」などの腸分泌促進薬が有効です。

混合型IBS:便秘と下痢を繰り返す難しいタイプ

混合型IBSは、便秘と下痢が交互に出現するため、薬の調整が難しいタイプです。消化器内科では、腸の動きを整える「消化管運動調整薬(トリメブチン)」や、腸内フローラを改善する「プロバイオティクス製剤(ミヤBMなど)」を組み合わせて治療します。

■ IBSとストレス管理

IBSは心理的なストレスが大きく関与しています。薬物療法と並行して、認知行動療法(CBT)も有効とされています。また、腸内フローラの乱れがIBSを悪化させることがわかっており、プロバイオティクスを含む食事療法も重要な柱です。

おわりに

過敏性腸症候群(IBS)は命に関わる病気ではないものの、通勤や通学、大切な会議など、日常のあらゆる場面で強い不安やストレスをもたらし、生活の質(QOL)を大きく低下させる辛い疾患です。「気のせい」「ただのストレス」と自分ひとりで抱え込み、長年我慢し続けてしまう方も決して少なくありません。

IBSの適切な治療を始めるための第一歩は、まず大腸カメラ(内視鏡検査)を行い、大腸がんや炎症性腸疾患(IBD:潰瘍性大腸炎やクローン病)といった重大な病気が隠れていないかをしっかりと確認し、除外することです。当院では、鎮静剤を使用してウトウトと眠っている間に終わる、苦痛の少ない大腸カメラを実施しておりますので、検査が初めての方もご安心ください。

また、IBSの症状には「腸内細菌叢(腸内フローラ)の乱れ」が深く関わっていますが、この腸内環境はお口の中の細菌バランスと密接に連動しています。当院は内科と歯科を併設しているため、消化器内科での専門的なお薬の調整や食事指導(低FODMAP食など)に加え、歯科検診を通じた口腔ケアによる医科歯科連携で、お口から腸までのトータルケアをご提案できるのが大きな強みです。

「トイレの場所がいつも気になる」「急なお腹の不調が怖くて外出を楽しめない」とお悩みの方は、決してひとりで悩まず、JR明石駅より徒歩5分の明石やまだ内科歯科クリニックへお気軽にご相談ください。患者様それぞれのタイプに合った治療法を一緒に見つけ、安心できる快適な日常を取り戻しましょう。

 

明石やまだ内科歯科クリニック