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腸内フローラ(腸内細菌叢)と全身の健康〜腸は第二の脳〜

皆さま、こんにちは。

JR明石駅より徒歩5分、明石やまだ内科歯科クリニック院長の山田恭孝です。

私たちの腸の中には約100兆個、重さにして約1〜1.5kgもの細菌が住みついています。これらの細菌の集まりを「腸内フローラ(腸内細菌叢)」と呼びます。腸内フローラは消化・吸収を助けるだけでなく、免疫システムの調整・脳と腸をつなぐ「腸脳相関」・さまざまな疾患の発症に深く関わっていることが明らかになってきました。

腸内フローラの構成と役割

腸内細菌は大きく「善玉菌(乳酸菌・ビフィズス菌など)」「悪玉菌(クロストリジウムなど)」「日和見菌(通常は無害だが状況によって有害になる菌)」に分類されます。健康な腸内では善玉菌:悪玉菌:日和見菌の割合がおおよそ2:1:7とされています。

腸内フローラの主な役割

①食物繊維の発酵・短鎖脂肪酸の産生(腸粘膜のエネルギー源)

②免疫調整(腸は体内最大の免疫臓器)

③ビタミンの合成(ビタミンK・一部のビタミンB群)

④病原菌の侵入を防ぐバリア機能。

腸内フローラと関連する疾患

腸内フローラの乱れ(ディスバイオーシス)はさまざまな疾患と関連することが研究で示されています。消化器疾患では過敏性腸症候群(IBS)・炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)・大腸がんとの関連が報告されています。

全身疾患との関連も注目されています:肥満・2型糖尿病・メタボリックシンドローム、脂肪肝(MASLD)、アレルギー・自己免疫疾患、さらに腸と脳をつなぐ「腸脳軸」を介してうつ・不安などとの関連も研究されています。

腸内環境を改善するための生活習慣

食物繊維を多く摂る:野菜・果物・豆類・全粒穀物などに含まれる食物繊維は腸内細菌のエサ(プレバイオティクス)になります。

発酵食品を積極的に摂る:ヨーグルト・乳酸菌飲料・納豆・味噌・ぬか漬けなどに含まれる乳酸菌・ビフィズス菌(プロバイオティクス)が腸内環境を改善します。

多様な食品を食べる:多様な種類の食品を摂ることで腸内細菌の多様性が高まります。

添加物・高脂肪食・過剰な糖分を控える。

適度な運動と十分な睡眠。

おわりに

腸内フローラのバランスは、単なる「お腹の調子」にとどまらず、私たちの全身の健康や心の状態までをも左右する非常に重要な鍵を握っています。「いつもお腹が張る」「下痢や便秘を繰り返す」といった慢性的な不調は、腸内環境が乱れているという体からの大切なサインです。

当院では、自己流の「腸活」を始める前に、まずは大腸カメラ(内視鏡検査)や腹部エコー検査を行い、大腸がんや炎症性腸疾患などの重大な病気が隠れていないかを確実に確認することを推奨しております。検査は鎮静剤を使用し、ウトウトと眠っているようなリラックスした状態で受けていただけますので、初めての方もご安心ください。

また、良好な腸内環境を保つうえで決して忘れてはならないのが「お口の健康」です。お口は消化管の入り口であり、歯周病菌などの悪玉菌が唾液や食事とともに腸へ流れ込むことで、腸内フローラのバランスを大きく乱すことが最新の研究で明らかになっています。当院は「内科・歯科併設」という最大の強みを生かし、消化器内科での専門的な検査・指導と、歯科での口腔ケアを掛け合わせた「医科歯科連携」により、入り口から腸までの一貫したトータルケアをご提供いたします。

長引くお腹の不調や、根本的な体質改善にご興味がある方は、決してひとりで悩まず、JR明石駅より徒歩5分の明石やまだ内科歯科クリニックへお気軽にご相談ください。専門医の視点から、皆さまの健やかな毎日を全力でサポートいたします。

 

明石やまだ内科歯科クリニック