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「コロコロうんち」がスッキリ出ない!便が硬くなる意外な原因と、今日からできる3つの対策

ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

明石やまだ内科歯科クリニック院長の山田恭孝です。

トイレで頑張っても、出てくるのは「ウサギの糞のような、コロコロとした硬い便」ばかり…。

残便感はあるのにスッキリ出ないし、出す時にお尻が痛くなってしまう。

そんな「コロコロうんち」にお悩みではありませんか?

「ただの便秘だから仕方ない」と諦めている方も多いですが、実はその便の硬さは、水分不足だけでなく、ストレスによる「腸のけいれん」が原因かもしれません。

今回は、なぜ便がカチコチになってしまうのか、そのメカニズムと、今日からできる「便を柔らかくする工夫」についてお伝えいたします。

  1. なぜ便は「コロコロ」に硬くなるの?

理想的な便は、バナナのような形をしていて、表面が滑らかです。これは適度な水分(約70〜80%)が含まれている証拠です。

しかし、便が硬くなるのには明確な理由があります。それは、「腸の中にいる時間が長すぎるから」です。大腸の主な役割は、便から水分を吸収することです。

便が腸内に長時間とどまってしまうと、大腸が水分を吸収しすぎてしまい、便がカチコチに乾燥してしまいます。その結果、ひび割れたコロコロの状態になり、スムーズに排泄されなくなってしまうのです。

  1. あなたの便を硬くする「4つの原因」

便が腸に長居してしまう原因は、日々の生活習慣やストレスに隠れています。

水分不足(コーヒー・お酒はノーカウント!)

体内の水分が足りないと、体は便から水分を奪って補おうとします。

厚生労働省が推奨する1日の水分摂取量は約1.2リットルです。

⚠️注意点

カフェインやアルコールには利尿作用があり、飲んだ以上に水分を尿として出してしまいます。「お茶やお酒を飲んでいるから大丈夫」は禁物です。

ストレス(過敏性腸症候群の疑い)

コロコロ便が何ヶ月も続く方に特に多いのが、「過敏性腸症候群(IBS)」の便秘型です。ストレスで自律神経が乱れると、腸が緊張してギュッと「けいれん」してしまいます。すると、便の通り道が細くなり、便が細かく分断されてコロコロ状になってしまうのです。このタイプの方は、便秘と下痢を繰り返したり、お腹の張りが強かったりするのが特徴です。

食物繊維のバランスが悪い

「野菜を食べているのに出ない」という方は、食物繊維の「種類」が偏っているかもしれません。

  • 不溶性食物繊維(便の「カサ」を増やす): 根菜、豆類、きのこなど
  • 水溶性食物繊維(便を「柔らかく」する): 海藻、果物、オクラ、納豆など

実は、コロコロ便の方(特にけいれん性便秘の方)が「不溶性」ばかり摂ると、腸への刺激が強すぎて逆効果になることがあります。意識して「水溶性(海藻や果物)」を摂り、便に水分を含ませてあげることが大切です。

運動不足

腸が便を押し出す動き(蠕動運動)には、腹筋などの筋力や、歩く時の振動が関わっています。運動不足になると腸の動きが鈍り、便が停滞しやすくなります。

  1. 今日からできる!「便を柔らかくする」3つの習慣

硬い便をスルッと出すために、薬に頼る前にまずは以下の3つを試してみてください。

習慣①:朝起きたら「コップ1杯の水」を一気飲み

朝、空っぽの胃に水が入ると、その刺激で腸が動き出すスイッチが入ります(胃・結腸反射)。ちびちび飲むよりも、コップ1杯をグッと飲むのがポイントです。

習慣②:「水溶性」のネバネバ・ツルツル食材をプラス

不溶性食物繊維(ごぼう等の根菜)を少し控えめにし、代わりに便を柔らかくする食材を1品足してみましょう。

  • 朝食に: キウイフルーツ、バナナ、ヨーグルト
  • 夕食に: めかぶ、もずく酢、納豆、オクラ

習慣③:便意がなくてもトイレタイムを作る

特に朝食後、便意がなくても5分だけトイレに座る習慣をつけてみてください。

また、日中に便意を感じたら、絶対に我慢せずすぐにトイレに行くこと。我慢を繰り返すと、直腸のセンサーが鈍り、便意自体を感じなくなってしまいます。

  1. なかなか改善しない場合はご相談を

「水分も摂っているし、生活習慣も見直したのに改善しない」

「コロコロ便が3ヶ月以上続いている」

そのような場合は、過敏性腸症候群や、稀ですが大腸ポリープ・がんによる通過障害が隠れている可能性もあります。たかが便秘と思わず、お腹の張りや残便感が気になる方は、一度明石やまだ内科歯科クリニックにご相談ください。

患者様の腸の状態に合わせたお薬(腸の動きを整える薬や、便を柔らかくする薬)の処方や、必要に応じた検査で、スッキリとした毎日を取り戻すお手伝いをさせていただきます。

明石やまだ内科歯科クリニック