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「おなら」の悩み、一人で抱えていませんか?専門医が原因と改善法をアドバイス

 そのおなら、どう対処する?


「最近おならがよく出るし、臭いも気になる…」

「この症状、市販薬で様子を見てもいい? それとも病院に行くべき?」

おならは誰にでも起こる自然な現象ですが、回数や臭い、伴う症状によっては、ご自身の健康状態を示す重要なサインとなります。

先日当院でまつい耳鼻咽喉科と共同で開催した無料相談会でおも【おなら】に関するお悩み、質問を多く受けたので今回は【おなら】に関しての話題になります。

このブログでは、あなたのおならの悩みを解決するため、原因のセルフチェックから、具体的な対策、そして医療機関への相談が必要なケースまでお伝えします。まずはご自身のおならのタイプを知ることから始めましょう。

【STEP 1:セルフチェック編】あなたのおならはどのタイプ?

まずは、ご自身の生活習慣や症状から、おならの原因を探ってみましょう。

 

タイプ1:モリモリ健康!【食事タイプ】

  • 特徴:食物繊維が豊富な豆類・芋類などをたくさん食べた後に出る。臭いはそれほど強くないが、回数が増える。
  • 原因:食物繊維を腸内細菌が分解する際に発生するガス。
  • 一言アドバイス:これは健康な証拠なので心配ありません。大事な場面では食べる量を調整すると良いでしょう。

 

タイプ2:クサい!溜め込み【便秘タイプ】

  • 特徴:便秘がちでお腹が張りやすく、おならの臭いも強い。回数も多くなりがち。
  • 原因:腸内に便とガスが長く滞留し、異常発酵を起こしている。
  • アドバイス:まずは便秘解消が最優先です。対策はSTEP3で詳しく解説します。

 

タイプ3:ストレスでお腹パンパン【呑気症タイプ】

  • 特徴:緊張しやすかったり、早食いの癖がある。げっぷも出やすく、おなら自体の臭いは強くないことが多い。
  • 原因:ストレスなどで無意識に空気をたくさん飲み込んでいる。
  • アドバイス:食事をゆっくり摂ることを意識し、リラックスできる時間を作る。

【STEP 2:知識編】おならの「よくある質問」に専門医が回答

ご自身のタイプがわかったところで、おならに関する素朴な疑問を解決していきましょう。

Q1. 1日に何回くらいおならが出るのが普通ですか?

A1. 健康な方で、1日に平均5〜20回程度です。食事内容によっても変動しますので、回数だけで一喜一憂する必要はありません。

 

Q2. おならが「臭いとき」と「臭くないとき」があるのはなぜですか?

A2. 臭いの主な原因は、肉類などの動物性たんぱく質を腸内細菌が分解するときに発生する「硫化水素」などです。一方、臭くないおならは、食事の際に飲み込んだ空気が主成分のため、ほとんど臭いがしません。

 

Q3. 年を取るとおならが臭くなる、というのは本当ですか?

A3. 本当です。加齢とともに胃腸の消化機能が少しずつ衰え、食べ物が腸内に留まる時間が長くなります。そのため発酵が進み、若い頃より臭いが強くなる傾向があります。

【STEP 3:実践編】セルフケアと市販薬の上手な使い方

原因がわかったら、次に、日常生活でできる対策をご紹介します。

 

  1. 食生活を見直す

  • 臭いが気になるなら:肉類やニンニクなど臭いの強い食べ物は控えめにする。
  • 腸内環境を整える:ヨーグルト・納豆などの発酵食品と、そのエサとなる食物繊維(野菜・きのこ・海藻)やオリゴ糖(バナナ・玉ねぎなど)をバランス良く摂る。

 

  1. 生活習慣を整える

  • 便秘対策:1日1.5リットルを目安に水分を摂り、ウォーキングなど軽い運動を習慣にする。
  • ストレス対策:趣味に没頭したり、ゆっくり入浴したりと、心身をリフレッシュさせる時間を作りましょう。
  • 食事摂取方法対策:早食い傾向のある方は、咀嚼回数を増やしましょう。そうすることで食塊を小さく消化時間の短縮から腸内での発酵を進みにくくできます、また、早食いの型は空気を飲み込む呑気症の傾向があります。飲み込む空気が減ることで物理的なガスの量も減らすことが可能です。

 

  1. 市販薬を上手に活用するには

便秘が原因でおならに悩んでいる場合、市販の整腸薬や漢方便秘薬を試すのも一つの方法です。ただし、これらはあくまで補助的なもの。1〜2週間試しても改善しない場合は、自己判断で続けずに専門医に相談しましょう。

【STEP 4:受診判断編】こんな症状は専門医へご相談を

セルフケアを試しても改善しない場合や、以下のサインが見られる場合は、病気が隠れている可能性があります。放置せずに、お早めに内科・消化器科を受診してください。

 

受診を強く推奨する危険なサイン

□ おならの臭いが、明らかに異常だと感じる状態が続いている

□ 経験したことのないような強い腹痛や、吐き気を伴う

□ 慢性的な下痢や便秘、またはこれらを繰り返す

□ 便に血が混じる(血便)

□ 特にダイエットをしていないのに体重が減ってきた

病院ではどんな検査をするの?

経験豊富な医師による専門的な治療

クリニックでは、まず丁寧な問診から始めますのでご安心ください。その上で、症状に応じて血液検査や腹部超音波(エコー)検査、さらには胃カメラ・大腸カメラなどで原因を正確に突き止め、一人ひとりに合った治療法をご提案します。

 

おならは、あなたの腸が発している「声」です。まずは生活習慣を見直し、その「声」に耳を傾けてみてください。

そして、もし危険なサインを感じ取ったら、決して一人で悩まず、私たち専門家にご相談ください。適切な対処で、お腹の悩みから解放された快適な毎日を取り戻しましょう。

明石やまだ内科歯科クリニック