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市販薬で治らない胃痛や胃もたれ、一度胃カメラを受けるべきタイミングは?

ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

明石やまだ内科歯科クリニック院長の山田恭孝です。

「胃がキリキリ痛むから、とりあえず市販の胃薬を飲んでおこう」

「そのうち治るだろうと思っていたけど、もう1週間も続いている…」

 

このような経験はありませんか?

胃の不調は誰にでも起こる身近な症状ですが、「いつまで様子を見ていいのか」「いつ病院に行くべきなのか」の判断は難しいものです。

今回は、市販薬で治らない胃痛の原因と、胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)を受けるべき具体的なタイミングについてお伝えします。

1.市販薬で治らない…考えられる3つの原因

ドラッグストアで買える胃薬は優秀ですが、数日飲んでも効かない場合、以下の可能性が考えられます。

薬が合っていない(原因が違う)

胃薬には「胃酸を抑えるもの」「胃粘膜を守るもの」「消化を助けるもの」など様々な種類があります。例えば、胃酸が少ないことが原因の胃もたれに、強力な胃酸抑制剤を飲んでも逆効果になることがあります。

ピロリ菌による慢性胃炎

日本人の胃痛の多くに関わっているのが「ピロリ菌」です。ピロリ菌がいる限り、市販薬で一時的に症状を抑えても、胃の炎症自体は治りません。除菌治療が必要です。

深刻な病気が隠れている

これが一番怖いケースです。胃潰瘍、十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、そして胃がん。これらは市販薬では完治しません。特に胃がんは初期症状が乏しいため、「ただの胃もたれ」だと思っていたら進行していた、ということも少なくありません。

2.胃カメラを受けるべき「タイミング」は?

「どのくらい痛かったら病院に行っていいの?」と迷う方も多いですが、以下の基準を参考にしてください。

すぐに受診すべき「危険サイン」

  • 市販薬を3〜4日飲んでも改善しない
  • 痛みがどんどん強くなっている
  • 黒い便(タール便)が出た
  • 食事のたびに吐き気がする
  • 体重が減ってきた

特に「黒い便」は胃や十二指腸からの出血サインですので、早急な検査が必要です。

症状がなくても受けた方がいい人

  • 40歳以上の方(胃がんリスクが上昇します)
  • 過去にピロリ菌を除菌した方(除菌後もリスクはゼロではありません)
  • ご家族に胃がんの方がいる

 3.「異常なし」でも検査には意味がある

「勇気を出して胃カメラを受けたけど、『異常なし』と言われた。じゃあこの痛みは何?」そう思われる患者様もいらっしゃいますが、実は「異常なし」と分かることが診断の第一歩です。胃カメラでがんや潰瘍がないことが確認できれば、「機能性ディスペプシア(FD)」という病気の可能性があります。

これは、胃の見た目は綺麗だけれど、「動き」や「知覚」が過敏になっている状態です。この場合、一般的な胃薬ではなく、胃の機能を整える薬や漢方薬など、別の治療法へ切り替えることで劇的に良くなることがあります。

4.苦しくない検査で、安心を手に入れましょう

「胃カメラは苦しいから、ギリギリまで我慢したい」

そのお気持ちはよく分かります。

しかし、当院では鎮静剤(眠くなる麻酔)を使用し、眠っているような状態で楽に受けられる胃カメラを行っています。

「こんなに楽なら、早く受ければよかった」と仰る患者様がほとんどです。

市販薬を飲み続けて不安な日々を過ごすよりも、一度検査を受けて「原因」を突き止めませんか?

原因が分かれば、正しい治療で早く楽になれます。胃の不調が続く方は、お気軽に明石やまだ内科歯科クリニックにご相談ください。

明石やまだ内科歯科クリニック