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「血圧130を超えたら」まずやるべき3つのこと|薬を飲み始めるタイミングと基準値

ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

明石やまだ内科歯科クリニック院長の山田恭孝です。

健康診断の結果を見て、「血圧が130を超えていた…でも140までは行ってないし、まだ様子見でいいかな」と思っていませんか?

実は、高血圧治療のガイドラインでは、上の血圧が130mmHgを超えた時点で「高値血圧」という段階に入り、将来の病気リスクがじわじわと上がり始めています。

「130」は、体からの「黄色信号」なのです。

今回は、血圧が130を超えた時にまずやるべき3つのことと、多くの方が気になる「薬を飲み始めるタイミング」についてお伝えします。

なぜ「130」で対策が必要なの?

「高血圧」の診断基準は一般的に「140/90mmHg以上」ですが、最近の研究(J-ECHOスタディなど)では、130台の段階からすでに脳卒中や心臓病のリスクが高まることがわかっています。

  • 正常血圧(120未満): リスク1倍
  • 130〜139(高値血圧): リスク約2倍
  • 140〜159(Ⅰ度高血圧): リスク約3.5倍

つまり、130を超えた時点で対策を始めることが、将来の健康を守る一番の近道なのです。

血圧130を超えたら「まずやるべき3つのこと」

薬を飲む前に、まずはご自身の「本当の血圧」と「リスク」を知ることから始めましょう。

「家庭血圧」を測る

健康診断や病院で測る血圧は、緊張して高く出ることがあります(白衣高血圧)。

まずは自宅で、リラックスした状態で血圧を測ってください。

  • 家庭血圧の基準: 135/85mmHg を超えると「高血圧」の疑いがあります。
  • 毎日記録することで、医師もより正確な診断ができます。

「塩分・体重・お酒」を見直す

軽度の高血圧であれば、生活習慣を変えるだけで正常値に戻ることも珍しくありません。

  • 減塩: 日本人は塩分をとりすぎています。まずは「麺類の汁を残す」「漬物を控える」ことから。
  • 減量: 肥満傾向の方は、1kg痩せると血圧が約1〜2mmHg下がると言われています。
  • 節酒: アルコールを控えるだけでも、数値は目に見えて下がります。

自分の「リスク」をチェックする

同じ「血圧135」でも、その他の病気があるかどうかで緊急度が変わります。

以下の項目に当てはまる方は、血圧が130〜139の段階でも、早めに治療が必要な「高リスク群」です。

  • 糖尿病がある
  • 腎臓病(蛋白尿)がある
  • 脳卒中・心臓病の既往がある
  • 喫煙している
  • 高齢(65歳以上)・男性

薬を飲み始める「タイミング」は?

「一度薬を飲み始めたら、一生やめられないのでは?」

そう心配される方は多いですが、決してそんなことはありません。生活習慣が改善されれば、薬を減らしたり中止したりすることは可能です。

当院では、以下の基準で薬の開始を検討します。

1.すぐに薬が必要なケース

  • 血圧が140/90以上で、上記の「高リスク(糖尿病など)」がある場合
  • 血圧が非常に高い(180/110以上など)場合

 2.まずは生活習慣の改善から始めるケース

  • 血圧が140/90以上でも、他に病気がなくリスクが低い場合
  • 血圧が130〜139(高値血圧)の場合

この場合は、約1ヶ月間、食事や運動療法を頑張っていただき、それでも下がらない場合に薬の力を借りることを検討します。

まとめ:130は「チャンス」の数値です

血圧が130を超えたということは、「今ならまだ、薬なしで健康を取り戻せるチャンス」というサインでもあります。放置して160、170と上がってしまってからでは、血管のダメージも大きく、薬なしでの改善は難しくなります。

「まだ大丈夫」と思わず、130を超えたら一度、明石やまだ内科歯科クリニックにご相談ください。あなたの生活スタイルに合わせた、無理のない血圧管理を一緒に考えましょう。

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