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【医師が解説】「痩せているから安心」は危険?日本人が知っておくべき「隠れ糖尿病」のリスク

皆さま、こんにちは。

JR明石駅より徒歩5分、明石やまだ内科歯科クリニック院長の山田恭孝です。

「私は太っていないから、糖尿病とは無縁だ」と安心していませんか? 実は、「糖尿病=太っている人がかかるもの」というイメージは、日本人にとっては必ずしも適切ではありません。日本人は欧米人に比べてインスリンの分泌能力が低い傾向にあるため、痩せている体型であっても糖尿病を発症することが決して珍しくないのです。

今回は、痩せている人こそ知っておきたい糖尿病のリスクと、日常でできる対策について解説します。

痩せていても糖尿病になるのはなぜ?

痩せている人でも糖尿病を発症する主な理由として、遺伝的なインスリン分泌能力の低さに加え、加齢による筋肉量の低下、不規則な生活習慣などが挙げられます。

特に注意が必要なのは、BMI(体格指数)が正常範囲内であっても、内臓脂肪が多かったり、筋肉量が少なく代謝が落ちていたりする「隠れ肥満」タイプの方です。また、ご家族に2型糖尿病の人がいる場合、体重にかかわらず発症リスクが高まるため、定期的な検診が不可欠です。過度なダイエットやストレス、睡眠不足も、若い世代の糖尿病発症の引き金となり得ます。

「これって糖尿病?」見逃せない初期サイン

糖尿病の初期は自覚症状が乏しいのが厄介な点ですが、以下のようなサインがあれば注意が必要です。

・喉の渇き、多尿、疲れやすさ

・心当たりがないのに急激に体重が減る

・手足がだるい、しびれがある

・食後に強い眠気を感じる

これらのサインを放置すると、網膜症による視力低下や、腎機能の低下といった重大な合併症につながる恐れがあります。痩せていても血糖値やHbA1cの数値を軽視せず、基準を超えている場合は必ず医師に相談してください。

痩せ型の方におすすめの予防・改善策

糖尿病を予防するためには、見た目の体型にとらわれず、バランスのとれた食事と生活習慣を維持することが大切です。

・食事の工夫 極端な糖質制限やダイエットは避け、タンパク質や野菜を積極的に摂取し、筋肉量と体力を維持しましょう。特に、無意識に飲んでいる砂糖入りの飲料(コーヒー飲料やスポーツドリンクなど)は、血糖値を急上昇させる要因です。お茶などの無糖飲料へ切り替えるだけでも改善が期待できます。

・運動の習慣化 筋肉は糖を消費する大きな器官です。ウォーキングなどの有酸素運動に加えて、筋トレを行い、筋肉量を維持・増強することは、糖尿病の予防に非常に効果的です。

・ストレスと休養 強いストレスや睡眠不足はホルモンバランスを乱し、血糖コントロールを悪化させます。十分な休養をとり、リフレッシュを心がけましょう。

よくあるご質問(Q&A)

Q1:健康診断で「血糖値が少し高い」と言われましたが、自覚症状がありません。放置しても大丈夫ですか?

A:放置は大変危険です。糖尿病は自覚症状がないまま血管にダメージを与え、進行すると失明や人工透析が必要になる三大合併症を引き起こす恐れがあります。症状がなくても、指摘を受けた段階で早めに受診してください。

Q2:病院に行けば、すぐに詳しい検査結果が分かりますか?

A:はい、分かります。当院には迅速血液検査機が常設されており、現在の血糖値や過去1〜2ヶ月の血糖の平均を示す「HbA1c」などの結果が最短15分程度で判明します。その日のうちに詳しい状態をご説明し、治療方針を立てることができます。

Q3:血糖値を急上昇させないための食事のコツはありますか?

A:当院では「カーボラスト(炭水化物を最後に食べる)」を推奨しています。食事の最初に野菜や海藻、お肉やお魚を食べ、最後にご飯やパンなどの糖質を食べることで、血糖値の急激な上昇を防ぐことができます。

Q4:糖尿病予備軍と言われましたが、もう治らないのでしょうか?

A:「予備軍」の段階であれば、食事療法(カーボラストなど)や適度な運動など、生活習慣を見直すことで正常な数値に戻ることは十分に可能です。当院では糖尿病専門医による外来も実施しており、患者様一人ひとりに合わせた専門的なアドバイスを行っております。

Q5:糖尿病の予防に、歯科でのケアが関係あるというのは本当ですか?

A:はい、本当です。歯周病菌によるお口の中の炎症は、インスリンの働きを妨げて血糖値を上げてしまうことが医学的に分かっています。当院は「内科・歯科併設クリニック」ですので、内科での血糖値管理と同時に、歯科で歯周病治療やお口の環境を整える「医科歯科連携」によるトータルサポートが可能です。

おわりに:定期検診が「守護神」になる

「痩せているから大丈夫」という過信は捨ててください。見た目だけで糖尿病の有無を判断することはできません。たとえ健康そうに見えても、年に1回は必ず血糖値やHbA1cのチェックを行い、早期発見に努めましょう。

当院では、内科において患者様一人ひとりの生活習慣や体質に合わせた血糖管理を行っております。また、糖尿病と歯周病などの口腔内トラブルは密接に関連しているため、併設する歯科にてお口のケアを同時に行うことで、全身の健康をトータルで守ることが可能です。

「最近なんとなく体調が優れない」「親族に糖尿病の人がいて心配」という方は、ぜひ一度、明石やまだ内科歯科クリニックへご相談ください。早期の発見と対策で、健康寿命を一緒に延ばしていきましょう。

 

明石やまだ内科歯科クリニック