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【医師解説】夏は血圧の「下がりすぎ」に要注意?冷房の寒暖差と乱高下を防ぐポイント


ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
JR明石駅より徒歩5分、明石やまだ内科歯科クリニック院長の山田恭孝です。
暑い時期になると、「冬に比べて血圧が下がるから安心」と油断していませんか?
実は、夏は自覚がないまま血圧が激しく乱高下しやすい季節であり、体調管理に大きな落とし穴が潜んでいます。今回は、夏特有の血圧変動の原因と、安全に暑さを乗り切るためのポイントについて内科医の視点から解説します。

■ 脱水と「冷房の寒暖差」が血圧を狂わせる

夏は汗をかくことで体内の水分が失われ、熱を逃がそうと血管が広がるため、基本的には血圧が下がりやすくなります。
しかし、ここで気をつけたいのが「冷房による寒暖差」です。猛暑の屋外と、エアコンでキンキンに冷えた室内を行き来すると、血管が急激に縮んだり広がったりを繰り返し、血圧が大きく変動してしまいます。
これにより、めまいやふらつき、頭痛が起きるだけでなく、心臓や血管に大きな負担がかかってしまうのです。冷房を我慢する必要はありませんが、冷やしすぎないように室温を適切に保ち、カーディガンを羽織るなどしてこまめに体温調整をすることが大切です。

■ 高血圧のお薬を飲んでいる方は「下がりすぎ」に注意

高血圧で日頃からお薬を服用されている方は、夏の時期は特に「血圧が下がりすぎていないか」を確認することが重要です。
お薬の効果に加えて、夏特有の血管の拡張や脱水が重なると、必要以上に血圧が低下してしまうリスクがあります。
また、ご高齢の方は喉の渇きを感じにくく、脱水に気づかない傾向があります。自分では「元気だ」と思っていても、気づかないうちに体内の水分が失われ、血圧が乱れていることがあるため、こまめな水分補給を心がけてください。

■ 血圧を安定させる「適度な運動」と「質の良い睡眠」

夏の血圧を安定させる土台となるのは、日々の生活習慣です。
運動は血圧コントロールに有効ですが、猛暑の中での激しい運動は熱中症の危険があるため避けてください。涼しい時間帯のウォーキングや、室内での軽い有酸素運動などを、無理のない範囲で継続しましょう。
また、寝苦しい夜が続くと睡眠不足になり、自律神経が乱れて血圧変動の原因になります。夜間もエアコンを適切に使用し、快適な睡眠環境を整えることが大切です。

■ いびきや日中の眠気は「睡眠時無呼吸症候群」のサイン?

見落とされがちなリスクとして、「睡眠時無呼吸症候群」が高血圧の原因になっているケースがあります。激しいいびきや、日中の強い眠気がある場合は、ただの夏バテや疲れのせいだと放置せず、早めにご相談ください。
当院は内科と歯科を併設しておりますので、内科での血圧管理や無呼吸症候群の診断に加え、必要に応じて歯科で就寝用のマウスピースを作製するなど、お口のケアを含めた医科歯科連携によるトータルサポートが可能です。

■よくあるご質問(Q&A)

Q1:夏になって血圧が下がったので、薬を減らしてもいいですか?

A: 夏場は血管が広がり血圧が下がりやすいため、お薬の減量を検討できるチャンスの時期でもあります。しかし、自己判断で急にやめると「リバウンド高血圧」を引き起こし非常に危険です。必ず医師に相談し、ご自宅での血圧を記録しながら段階的に調整を行ってください。

Q2:家庭での血圧は、いつ測るのが正しいですか?

A: 「朝起きて排尿後、朝食前」と「夜寝る前」の1日2回、座って1~2分リラックスしてから測るのが基本です。夏場は特に変動しやすいため、毎日同じ条件で測定し、記録をつけて受診時にお持ちください。

Q3:夏場の水分補給は、お茶やコーヒーでも大丈夫ですか?

A: 緑茶やコーヒーなどに含まれるカフェイン、そしてアルコールには利尿作用があり、かえって体内の水分を排出し脱水を進めてしまいます。血圧を安定させるための水分補給には、麦茶やお水を選ぶようにしてください。

Q4:いびきがひどいと言われますが、睡眠時無呼吸症候群の相談もできますか?

A: はい、ご相談いただけます。睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が止まることで体に大きなストレスがかかり、高血圧を悪化させる原因となります。当院では内科で適切な診断・治療を行い、改善に向けたサポートをいたします。

Q5:高血圧の管理に、歯科でのケアが関係あるというのは本当ですか?

A: はい、大いに関係があります。歯周病菌がお口から血管内に入り込むと、全身に微細な炎症を引き起こし、動脈硬化や高血圧を悪化させることが分かっています。 当院は「内科・歯科併設クリニック」ですので、内科での血圧管理と並行して、歯科で歯周病治療やお口の環境づくりを行う「医科歯科連携」のトータルサポートが可能です。また、無呼吸症候群に対するマウスピース作製も連携してスムーズに行えます。

■ おわりに:夏の不調は一人で悩まず専門医へ

夏のふらつきや頭痛、だるさは、血圧変動を知らせる体からのサインかもしれません。
「いつもと体調が違うな」と感じたり、ご自宅での血圧測定で数値の乱れが気になったりした場合は、無理をせずに明石やまだ内科歯科クリニックへお気軽にご相談ください。

 

明石やまだ内科歯科クリニック