板野友美さんも「出産より痛い」と告白。激痛の原因「アニサキス」から身を守るには
板野友美さんも「出産より痛い」と告白。激痛の原因「アニサキス」から身を守るには

ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
明石やまだ内科歯科クリニック院長の山田恭孝です。
先日、元AKB48の板野友美さんが、ご自身のSNSで4年ぶりに「アニサキス」による激痛に襲われたことを報告され、話題になっていました。
板野さんは以前の経験も含め「出産よりも痛い」「人生のランキングで上位に入る痛み」と語られていましたが、これは決して大げさな表現ではありません。
今回は、お刺身や海鮮料理が大好きな皆様に知っておいていただきたい、アニサキスの正体と予防法、そして激痛に襲われた際の対処法についてお伝えします。
1.アニサキスとは?なぜ「出産より痛い」のか

アニサキスは、魚介類(サバ、アジ、サンマ、カツオ、イカなど)に寄生する数センチほどの白い糸のような寄生虫です。
これらの魚を生で食べた際、生きたアニサキスが胃の壁に潜り込もうとすることで、のたうち回るような激しい腹痛(胃アニサキス症)を引き起こします。
主な症状としては、食後数時間から十数時間以内に、
・激しい胃痛
・吐き気
・嘔吐
などが現れます。
胃の壁に刺さる際の物理的な痛みだけでなく、アニサキスに対する「アレルギー反応」も加わるため、経験された方の多くが「これまでに経験したことがない激痛」と表現される非常に苦しい病気です。
2.アニサキス食中毒を防ぐための「3つのルール」

新鮮な魚を美味しく安全に食べるためには、以下の3つのポイントが重要です。
【目視で確認する】
アニサキスは目に見える大きさです。調理や食べる際に、白い糸のようなものがいないか注意深く確認しましょう。
【冷凍、または加熱する】
アニサキスは熱と寒さに弱いです。
・加熱:70度以上、または60度で1分以上加熱する
・冷凍:マイナス20度で24時間以上冷凍する(一般的な家庭用の冷凍庫では不十分な場合があるため注意が必要です)
※残念ながら、お酢での調理やワサビ、醤油などでは死滅しません。
【鮮度が良いうちに内臓を取り除く】
アニサキスは元々魚の内臓に寄生していますが、魚が死んで鮮度が落ちると内臓から筋肉(身)の方へ移動します。釣った魚や丸ごと一匹購入した魚は、速やかに内臓を取り除くことが大切です。
3.もし激痛に襲われたら?唯一の解決策は胃カメラです

もし、生魚を食べた後に激しい胃痛が始まった場合、正体不明のまま痛み止めで我慢するのは禁物です。
アニサキスによる腹痛の唯一の確実な治療法は、胃カメラ(内視鏡)で直接胃の中を確認し、アニサキスを専用の器具で摘出することです。
当方の経験では一度の胃カメラで8匹のアニサキスを認めたこともあり、詳細な観察が必要となります。
刺さっているアニサキスを取り除くと、それまでの激痛が嘘のようにスーッと引いていくのがこの病気の特徴でもあります。
4.当院の胃カメラ検査について

「アニサキスは痛そうだけど、胃カメラも苦しそう…」と不安に思われるかもしれません。
明石やまだ内科歯科クリニックでは、緊急を要するアニサキス疑いの患者様に対しても、迅速に対応できる体制を整えています。
また、当院の胃カメラ検査は鎮静剤を使用するため、ウトウトとリラックスした状態で受けていただけます。
板野さんが仰っていた「引っ張る時の痛み」も、鎮静下であればほとんど感じることなく処置が可能です。
5.美味しい食事を安心して楽しむために

お刺身やお寿司は日本の食文化の醍醐味ですが、正しい知識を持つことでリスクを最小限に抑えることができます。
もしもの激痛の際は、我慢せずにすぐに当院までご相談ください。
正確な診断と迅速な処置で、皆様の健康と安心をサポートいたします。