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ジャンボ尾崎さんのような「生涯現役」を目指すために。40代から絶対に無視できない「大腸がん」の話

男子ゴルフ界のレジェンド、ジャンボ尾崎こと尾崎将司さん。

70代後半を迎えてもなお、ゴルフクラブを握り、後進の育成に情熱を注ぐその姿は、まさに「鉄人」であり、私たちに元気を与えてくれます。

ジャンボさんのような「生涯現役」を貫くために、何よりも大切な資本となるのが「健康な体」です。特に、働き盛りの40代以降に急激にリスクが高まり、決して無視できない病気があります。

それが、日本人が最も多くかかるがん、「大腸がん」です。

今回は、皆さんの健康寿命を守るために、知っておくべき大腸がんの基礎知識と、命を守るためのポイントをまとめました。

  1. 実は日本人が一番かかりやすい「大腸がん」

「自分はまだ元気だし、関係ない」と思っていませんか?

実は統計(2021年)によると、日本で1年間に新たに大腸がんと診断される人は約15万人。これは男女合わせると、すべてのがんの中で第1位の多さです。

大腸は全長約2mの長い臓器ですが、特に日本人は「S状結腸」と「直腸」という、肛門に近い場所にがんができやすいと言われています。

  1. 最大の怖さは「初期症状がない」こと

大腸がんが恐ろしいのは、「早期の段階では自覚症状がほとんどない」という点です。

がんが進行して初めて、以下のようなサインが現れます。

  • 血便・下血: 便に血が混じる、血が付着する。
  • 便通の異常: 下痢と便秘を繰り返す、便が細くなる、残便感がある。
  • 腹部の異常: お腹が張る、腹痛がある。

 

「ただの痔だろう」という自己判断が一番危険

よくあるケースが、血便が出ても「最近、痔が悪化したかな?」と自己判断して放置してしまうことです。

確かに痔でも出血はしますが、それががんのサインである可能性も十分にあります。「血が出たら、まずは病院」。これを鉄則にしてください。

  1. あなたのリスクは? 原因と予防

大腸がんの約70%は、加齢や生活習慣が関係していると言われています。

  • 危険因子(リスクを上げるもの):
    • 喫煙・飲酒: 特に1日20本以上の喫煙や、過度な飲酒は確実なリスクです。
    • 食生活: 牛肉などの赤肉、ハム・ソーセージなどの加工肉の摂りすぎ。
    • 肥満: 運動不足もリスク要因です。

一方で、「遺伝」が関与するケースも全体の5〜30%程度あると言われています。ご家族や親戚にがんを患った方が多い場合は、特に注意が必要です。

  1. 早期発見なら「完治」が見込める病気です

怖い話ばかりしましたが、希望のあるデータもあります。

大腸がんは、早期(ステージ0〜1)に発見できれば、5年生存率は90%以上。つまり、早く見つければ「治る可能性が非常に高いがん」なのです。

 

40歳を過ぎたら「検診」を受けましょう

早期発見の鍵は、定期的な検診です。

 

  1. 便潜血検査(検診)

会社や自治体の健診で行われる、便を提出するだけの簡単な検査です。食事制限もなく、痛みもありません。まずはこれを毎年必ず受けましょう。

 

  1. 大腸内視鏡検査(精密検査)

便潜血で「陽性」が出た場合や、リスクが高い場合は内視鏡検査を行います。カメラで直接腸内を見るため、がんになる前の「ポリープ」の段階で発見・切除し、がんを未然に防ぐことも可能です。

まとめ:鉄人のような未来のために

ジャンボ尾崎さんのように、いつまでも自分の足で立ち、好きなことに情熱を注ぐ人生を送るためには、体のメンテナンスが不可欠です。

大腸がんは、早期発見さえできれば怖くありません。

「忙しいから」と後回しにせず、今年の検診は必ず受けてくださいね。それが、あなたとあなたの大切な家族の未来を守ることにつながります。

明石やまだ内科歯科クリニック