胃が熱い・胸焼けがする…それ「逆流性食道炎」かも?胃カメラでわかること・治療法
ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
明石やまだ内科歯科クリニック院長の山田恭孝です。
「胸のあたりがジリジリと熱い」
「食後、酸っぱい液が喉まで上がってくる」
「げっぷが多くて苦しい」
このような症状に悩まされていませんか?
それは、胃酸が食道へ逆流してしまう「逆流性食道炎(ぎゃくりゅうせいしょくどうえん)」かもしれません。食生活の欧米化に伴い、今や日本人の5人に1人が悩んでいるとも言われるこの病気。
今回は、その原因と、自分でできる改善法、そして「ただの胸焼け」と侮ってはいけない理由についてお伝えします。
1.なぜ「胃酸」が逆流するの?

本来、胃と食道の間には「下部食道括約筋(かぶしょくどうかつやくきん)」という筋肉のドアがあり、胃酸が逆流しないように閉じています。
しかし、以下の原因でこのドアが緩んでしまうと、強力な酸である胃酸が食道へ漏れ出し、炎症を起こします。
主な原因
- 脂っこい食事・食べ過ぎ: 脂肪分は消化に時間がかかり、胃酸を増やします。
- 加齢: 筋肉が衰え、ドアが閉まりにくくなります。
- 肥満・猫背: お腹に圧力がかかり、胃酸が押し上げられます。
- 喫煙・アルコール: 筋肉を緩める作用があります。
2.自分で治せる?生活習慣の「5つの見直し」
軽度であれば、薬を飲む前に生活習慣を変えるだけで劇的に良くなることがあります。
|
1.「食べてすぐ寝る」をやめる: 食後2〜3時間は横にならず、座って過ごしましょう。 2.脂っこいもの・刺激物を控える: 揚げ物、チョコレート、辛いもの、コーヒーなどは胃酸を増やします。 3.腹八分目にする: 胃がパンパンになると逆流しやすくなります。 4.寝る時は「左側」を下にする: 胃の形の関係で、左を下にして寝ると逆流しにくくなります。 5.ベルトを緩める・痩せる: お腹への圧迫を減らしましょう。 |
3.なぜ「胃カメラ」が必要なの?
「市販の胃薬で治まったから大丈夫」

そう思っている方も多いですが、症状が長引く場合は一度胃カメラ(胃内視鏡検査)を受けることを強くお勧めします。
理由①:食道がんのリスクがあるから
逆流性食道炎を長期間放置すると、食道の粘膜が変質し(バレット食道)、将来的に「食道がん」になるリスクが高まります。
理由②:別の病気が隠れているかも
「胸焼けだと思っていたら、実は胃がんや胃潰瘍だった」というケースも珍しくありません。症状だけで病気を断定することは、専門医でも不可能なのです。
4.当院の治療について

明石やまだ内科歯科クリニックでは、まず患者様のお話を丁寧に伺い、必要に応じて「苦痛の少ない胃カメラ」を行います。
- 検査: 鎮静剤を使用して眠っている間に検査を行うことも可能です。食道の炎症具合や、がんの有無をしっかり確認します。
- 治療: 胃酸を抑えるお薬(PPI, P-cabなど)を処方します。多くの方は、服用開始から数日で症状がスッと楽になります。
「胸が焼けるような不快感」から解放されて、美味しく食事ができる毎日を取り戻しませんか?
お悩みの方は、お気軽に当院までご相談ください。