20代・30代で急増中?「潰瘍性大腸炎」のサインと、専門医による内視鏡検査について

ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
明石やまだ内科歯科クリニックです。
「最近、お腹の調子が悪い日が続く」
「トイレに行ってもスッキリしない、血が混じることがある」
そんな症状を、「ただのストレス」や「痔」だと思い込んで放置していませんか?
実は近年、20代などの若い世代を中心に、国の指定難病である「潰瘍性大腸炎(UC)」が増加しています。
今回は、若い世代こそ知っておくべき潰瘍性大腸炎の症状や原因、そして「消化器内視鏡専門医・指導医」である院長が行う、苦痛の少ない検査・治療についてお伝えします。
1.潰瘍性大腸炎(UC)とは?

潰瘍性大腸炎は、大腸の粘膜に慢性的な炎症が起き、ただれや潰瘍ができる病気です。
本来、体を守るはずの免疫が、誤って自分の腸を攻撃してしまうことで発症すると考えられています。
- 若い世代に多い: 20代での発症が多く見られますが、子どもや高齢者でも発症します。
- 良くなったり悪くなったりを繰り返す: 症状が治まる「寛解(かんかい)」と、悪化する「再燃(さいねん)」を繰り返すのが特徴です。
- IBD(炎症性腸疾患): この病気はクローン病とともに「炎症性腸疾患(IBD)」と呼ばれています。
かつては治療が難しい病気とされていましたが、近年の新薬の登場により、早期に発見して適切な治療を行えば、「寛解」を維持し、健康な人と変わらない生活を目指せる時代になっています。
2.こんな症状はありませんか?(セルフチェック)

以下の症状が続く場合は、潰瘍性大腸炎の可能性があります。
- 血便・粘血便: 便に血や、白っぽいドロっとした粘液が混じる。
- 続く下痢・腹痛: 腹痛を伴う下痢が長く続く。
- 便意切迫感: 「急に激しい便意に襲われ、トイレまで我慢できない」という症状。
- 便の色の異常: 緑色の便が長期間続く場合も、消化不良や腸の炎症が隠れている可能性があります。
「鮮血」だから「痔」とは限りません
トイレの水が赤く染まるような「鮮やかな赤い血」が出た場合、「お尻が切れただけ(切れ痔)だろう」と自己判断するのは危険です。
鮮血は肛門に近い場所からの出血を意味しますが、これは痔だけでなく、直腸がんや潰瘍性大腸炎の可能性も含んでいます。特に、初期の潰瘍性大腸炎やがんは痛みを伴わないことも多いため、「痛くないから大丈夫」と放置せず、必ず受診してください。
3.発症の原因は?

明確な原因は完全には解明されていませんが、以下の要因が複雑に関与していると考えられています。
- 免疫異常: 腸内細菌などに対する過剰な免疫反応。
- 遺伝的要因: 家族内での発症が一定数見られます。
- 環境要因(食生活): 食生活の欧米化(動物性たんぱく質や高脂肪食の増加)が関与していると言われています。
4.診断には「大腸カメラ」が必要です

潰瘍性大腸炎を診断するためには、大腸カメラ(大腸内視鏡検査)で粘膜の状態を直接観察する必要があります。
「カメラはお尻から入れるから恥ずかしい」「痛そう」と不安に思う方も多いでしょう。
当院の院長は、「日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医・指導医」の資格を有しており、長年、高度な内視鏡検査に携わってきました。
若い方や女性の方でも安心して検査を受けていただけるよう、以下の工夫を行っています。
- 鎮静剤の使用: ウトウトと眠っているような状態で検査を受けられるため、苦痛や恐怖心をほとんど感じません。
- 炭酸ガス(CO2)送気: 空気よりも吸収が早い炭酸ガスを使用することで、検査後のお腹の張りや不快感を大幅に軽減しています
5.当院の専門的な治療体制

潰瘍性大腸炎は、症状が治まっている「寛解期」であっても、治療を自己判断で中断すると再発するリスクが高く、長期的な管理が必要です。
当院の院長は「日本消化器病学会 消化器病専門医・指導医」であり、これまでの経験から「日本炎症性腸疾患学会 IBD連携専門医」でもあります。専門的な知見に基づき、患者様のライフスタイルや重症度に合わせた適切な治療法(基本となる5-アミノサリチル酸製剤など)をご提案します。
まとめ:若いからと油断せず、早めの相談を

「若いから大きな病気じゃないはず」
その油断が、病気の発見を遅らせてしまうかもしれません。
血便や腹痛、下痢が続く場合は、一人で悩まず、消化器疾患の専門医がいる明石やまだ内科歯科クリニックにご相談ください。
早期発見・早期治療が、あなたの未来の生活を守ります。