突然の血便、慌てないで!「虚血性大腸炎」と「大腸がん・ポリープ」を見分ける大腸カメラの重要性

こんにちは。
JR明石駅より徒歩5分、明石やまだ内科歯科クリニック院長の山田恭孝です。
トイレを済ませた後、便器が真っ赤に染まっていたり、トイレットペーパーに血がついていたりして、頭が真っ白になった経験はありませんか?
「もしかして大腸がん?」とパニックになってしまうお気持ちはとてもよく分かります。しかし、まずは落ち着いてください。
血便が出たからといって、必ずしも命に関わる病気とは限りません。大切なのは、自己判断で放置せず、すぐに医療機関を受診して「なぜ出血しているのか」を正確に突き止めることです。
血便を引き起こす代表的な3つの病気
血便の原因は様々ですが、代表的なものとして以下の3つが挙げられます。
虚血性大腸炎(きょけつせいだいちょうえん)

突然の激しい腹痛のあとに、下痢とともに血便が出るのが特徴です。大腸の血流が一時的に悪くなることで粘膜に炎症や潰瘍が生じる病気で、便秘がちの方に多く見られます。
非常に驚かれる症状ですが、当院のウェブサイトでも検索される方が多く、関心の高い疾患の一つです。
大腸がん・大腸ポリープ

最も警戒すべきなのが大腸がんです。虚血性大腸炎とは異なり、「痛みを伴わない血便」であることが多いのが特徴です。初期の大腸がんやポリープは無症状ですが、便が通過する際にこすれて出血することがあります。
痔(いぼ痔・きれ痔)

「血が出たけれど、どうせいつもの痔だろう」と思い込んでしまうのが、実は一番危険なケースです。痔だと思って長年放置していた結果、見えない奥の方で大腸がんが進行していた、という事例は決して珍しくありません。
大腸カメラでしか「原因」と「場所」は分からない

血便の原因を特定するためには、大腸カメラ(内視鏡検査)が不可欠です。
健康診断の検便(便潜血検査)は「血が混じっているかどうか」を調べるものなので、「大腸のどこから」「何が原因で」出血しているのかまでは分かりません。
大腸カメラであれば、医師が直接大腸の粘膜を観察できるため、虚血性大腸炎の炎症なのか、痔なのか、それともポリープやがんが潜んでいるのかを確実に見極めることができます。
また最大のメリットとして、検査中に大腸ポリープが見つかった場合、必要に応じてその場で切除(日帰り手術)を行うことが可能です。「検査」と「将来のがん予防」が同時にできるのが、大腸カメラの優れた点です。
「痛い・恥ずかしい」を解消する当院の大腸カメラ

「大腸カメラは痛そう」「恥ずかしくて受けたくない」というイメージから、血便という明らかなSOSサインがあっても受診をためらってしまう方は少なくありません。
当院では、そうした患者様の不安を少しでも和らげるため、希望者には鎮静剤を用いた大腸カメラ検査を行っております。
鎮静剤を使用することで、ウトウトとしているようなリラックスした状態になり、痛みや恥ずかしさをほとんど感じることなく、気づいた時には検査が終わっています。
トイレで血便を見たら、慌てずに、そして決して放置せずにご相談ください。
当院がしっかりと原因をお調べし、患者様の不安を解消するお手伝いをいたします。