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【2026年最新版】「ベジファースト」はもう古い?米国糖尿病学会が推奨する新常識「カーボラスト」と「逆ピラミッド」

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明石やまだ内科歯科クリニックです。

血糖値やダイエットを気にする方なら、食事の最初に野菜を食べる「ベジファースト」を実践されている方も多いと思います。

しかし最近、「ミートファースト(お肉を先に食べる)」が良いという話を耳にして、混乱されていませんか?

 

「野菜が先なの? お肉が先なの?」

 

実はこの論争、医学界ではすでに新しい結論が出ています。

当院の糖尿病専門医が共有してくれた、アメリカ糖尿病学会(ADA)の2026年最新ガイドラインや、米国の新食事指針に基づく「最新の正解」を解説します。

1.最新ガイドラインが示す「ベジファースト」の進化

これまで「野菜から食べる」ことが推奨されてきましたが、2026年現在の医学的トレンドは少し変化しています。

アメリカ糖尿病学会(ADA)の最新ガイドライン「Standards of Care in Diabetes—2026」によると、単に「野菜を先に」というよりも、「炭水化物を最後に食べる(カーボラスト)」という考え方が重要視されています。

日本でも基準が変わりました

実は日本国内でも、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」から、以前あった「ベジファースト」の特定の記載が削除されました。

これは効果がないからではありません。「野菜さえ先に食べれば良い」という誤解を防ぎ、「野菜・肉・魚を含めた『非炭水化物』を先に食べることが重要」という意味合いにシフトしたためです。

2.なぜ今、「ミートファースト」が注目されるのか?

最新の研究で注目されているのが、お肉や魚(タンパク質・脂質)を先に食べる「ミートファースト(プロテインファースト)」です。

理由①:GLP-1(痩せホルモン)のスイッチが入る

肉や魚に含まれるタンパク質や脂質を先に摂取すると、「GLP-1」などの消化管ホルモンが分泌されます。

これにより、胃から腸へ食べ物が送られるスピードがゆっくりになり、結果として後から食べるご飯(糖質)の吸収が緩やかになり、食後高血糖が抑えられるのです。

理由②:米国の新指針「逆ピラミッド」

2026年1月に発表された米国の新しい食事指針では、「タンパク質(肉・魚・卵)」と「野菜」を食事の最優先(ピラミッドの最上位)とし、精製された炭水化物を減らすべき食品(底辺)とする「逆ピラミッド型」の考え方が導入されました。

特にご高齢の方にとって、野菜でお腹いっぱいになってタンパク質不足になることは、筋肉減少(フレイル)のリスクになります。

「まずタンパク質を確保する」ことは、血糖値管理だけでなく、身体の維持にとっても理にかなっているのです。

3.結局、どう食べるのが「最新の正解」?

最新の知見をまとめると、以下の3ステップが2026年現在の科学的トレンドに沿った最強の食事術です。

手順1:野菜、または肉・魚を先に食べる

「野菜が先か、肉が先か」は、実はどちらでも構いません。重要なのは、「炭水化物を口にする前に、それ以外のものを胃に入れておくこと」です。

(※脂質が気になる方は野菜から、筋肉をつけたい方はお肉から、と柔軟に考えてOKです)

手順2:炭水化物(主食)は最後に食べる

これが最も重要な「カーボラスト」です。ご飯、パン、麺類は、おかずを食べ進めてから最後に食べるように徹底しましょう。

手順3:加工食品を避ける

2026年の指針で最も強調されているポイントの一つです。ハムやソーセージなどの超加工食品ではなく、なるべく「原形に近い肉・魚・野菜」を選びましょう。

まとめ

医学の常識は日々進化しています。「野菜から食べなきゃ」と神経質になる必要はありません。

  1. 野菜でもお肉でも、まずは「おかず」から食べる。
  2. ご飯(炭水化物)は最後にする。

このシンプルな「カーボラスト」こそが、今の医学が推奨するベストな食事法です。

ただし、腎臓の機能が低下している方など、個々の体質によってはタンパク質の制限が必要な場合もあります。

ご自身の体に合った食事療法を知りたい方は、ぜひ当院の糖尿病内科にてご相談ください。

明石やまだ内科歯科クリニック