「脂肪肝」を放置すると、脳が縮む?ドロドロ血液が招く認知症と歯周病の恐怖

こんにちは。
JR明石駅より徒歩5分、明石やまだ内科歯科クリニック院長の山田恭孝です。
健康診断で「脂肪肝」と指摘されたことはありませんか?
「お酒も飲まないし、ちょっと太っただけだから大丈夫」
そう軽く考えている方が非常に多いのですが、実は脂肪肝は、肝臓だけの問題ではありません。
最新のニュースでは、脂肪肝が「万病の元凶」であり、血管を傷つけ、さらには「認知症」のリスクまで高めてしまうことが報じられています。
今回は、沈黙の臓器・肝臓が引き起こす全身への悪影響と、意外な「歯」との関係についてお話しします。
脂肪肝は「血液」を汚す工場になってしまう

脂肪肝とは、肝臓の細胞の中に中性脂肪が溜まっている状態(フォアグラ状態)です。
肝臓が脂肪でパンパンになると、溢れ出した脂が血液中に流れ込みます。すると血液は脂とコレステロールでドロドロの状態になります。
このドロドロ血液が全身を巡ると、血管の内側の壁を傷つけ、動脈硬化(血管の老化)を一気に加速させます。
つまり、脂肪肝を放置することは、自ら「脳梗塞」や「心筋梗塞」の時限爆弾を作っているのと同じことなのです。
脳に血液が届かない?認知症との怖い関係

さらに恐ろしいのが、「脳」への影響です。
最近の研究では、アルツハイマー型認知症の原因の一つとして、「脳の血流不足」が注目されています。
脳の神経細胞が働くためには、酸素と栄養を含んだ新鮮なサラサラ血液が必要です。
しかし、脂肪肝によって血液がドロドロになり、血管が詰まりかけていると、頭のてっぺんにある脳まで十分な血液を送り届けることができません。
その結果、ガス欠になった脳細胞が死滅し、認知症の発症リスクが高まってしまうのです。
「肝臓の脂」が「脳の萎縮」につながるというのは、意外かもしれませんが、血管ですべてつながっていると考えれば納得がいきます。
「歯周病」も血管病の一つです

そしてもう一つ、当院だからこそお伝えしたい重要な事実があります。
今回の記事でも、脂肪肝が招く血管由来の病気として「歯周病」が挙げられていました。
歯茎には毛細血管が張り巡らされています。
脂肪肝によって全身の血流が悪くなると、歯茎の抵抗力が落ち、歯周病菌と戦う力が弱まってしまいます。
さらに悪いことに、歯周病菌が血管に入り込むと、それが肝臓に到達して脂肪肝をさらに悪化させるという「負のループ」も存在します。
肝臓を守ることは、脳を守ることであり、歯を守ることでもあるのです。
まとめ:内科と歯科、ダブルのチェックを

「脂肪肝なんて、みんな持っているでしょ?」
その油断が、将来の認知症や、歯を失う原因になるかもしれません。
当院では、内科での「腹部エコー検査(超音波)」で肝臓の状態を痛みなくチェックすることができます。
また、併設する歯科で「歯周病のケア」を行うことで、お口から全身の血管を守るアプローチも可能です。
「健康診断で肝機能の数値を指摘された」
「最近、物忘れや歯茎の腫れが気になる」
そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。
肝臓、血管、そしてお口。全身をトータルで診ることで、あなたの健康寿命を延ばすお手伝いをさせていただきます。