「痛くないから大丈夫」が一番怖い!コレステロール・中性脂肪が招くある日突然の病気とは?

こんにちは。
JR明石駅より徒歩5分、明石やまだ内科歯科クリニック院長の山田恭孝です。
健康診断の結果を見て、「コレステロールが少し高いですね」「中性脂肪が気になりますね」と言われたことはありませんか?
「特に体調も悪くないし、痛みもないから大丈夫だろう」
そう思って、結果をそのまま引き出しにしまっている方は要注意です。
脂質異常症(高脂血症)は、別名「サイレントキラー(静かなる殺し屋)」とも呼ばれ、自覚症状がないまま血管をボロボロにし、ある日突然、命に関わる病気を引き起こします。
今回は、放置してはいけない脂質の異常と、将来の自分を守るための対策についてお話しします。
体の中で何が起きている?3つの「脂質異常」

「脂質異常症」とは、血液中の脂質のバランスが崩れている状態のことです。
主に以下の3つのパターンがあります。
LDLコレステロール(悪玉)が高い
増えすぎると血管の壁に入り込み、コブ(プラーク)を作って血管を詰まらせます。
基準値:140mg/dL以上
中性脂肪(トリグリセライド)が高い
エネルギーの余りです。増えすぎると血液がドロドロになり、動脈硬化を加速させます。極端に高いと「急性膵炎」の原因にもなります。
基準値:150mg/dL以上
HDLコレステロール(善玉)が低い
余分なコレステロールを回収してくれる「掃除屋」が少ない状態です。
これも動脈硬化の原因になります。
基準値:40mg/dL未満
これらは、どれか一つでも当てはまれば治療や改善の対象となります。
放置するとどうなる?「ある日突然」の恐怖

最大の問題は、「血管が詰まる寸前まで、痛みも苦しみもない」ということです。
何の予兆もなく、ある日突然、以下のような重大な病気が襲ってきます。
心筋梗塞
心臓の血管が詰まり、激しい胸の痛みに襲われます。突然死の原因にもなります。
脳梗塞
脳の血管が詰まり、麻痺や言語障害が残ることがあります。
閉塞性動脈硬化症
足の血管が詰まり、歩くと足が痛くなったり、最悪の場合は壊死することもあります。
「あの時、健診結果を無視しなければよかった…」
そう後悔しないために、数値の異常を指摘された時点で対策を始めることが重要です。
あなたは大丈夫?リスクが高い人の特徴
以下に当てはまる方は、特に注意が必要です。
- 40代以上の男性、閉経後の女性
- 肥満傾向がある(お腹が出ている)
- お酒が好き、甘いものや脂っこい食事が好き
- 運動不足である
- 家族に心筋梗塞や脳梗塞を起こした人がいる
- 「家族性高コレステロール血症」の疑いがある(若い頃からLDLが高く、アキレス腱が太いなどの特徴がある遺伝性の病気)
【歯科からの視点】

実は、歯周病も動脈硬化のリスクを高める要因の一つです。
歯周病菌が血管内に入り込むと、炎症を引き起こし、血管を硬く狭くしてしまうことがわかっています。「お口のケア」も、血管を守る大切な予防法なのです。
今日からできる!血管を守る生活習慣

お薬での治療が必要な場合もありますが、まずは生活習慣の見直しが基本です。
食事を変える
- 「野菜→タンパク質→炭水化物」の順で食べる(ベジファースト)。
- 青魚(サバ、イワシなど)を積極的に摂る。
- 揚げ物、お菓子、アルコールを控える。
運動を取り入れる
- 1日30分程度のウォーキングなど、有酸素運動を習慣にする。
- 「エスカレーターではなく階段を使う」など、日常の活動量を増やす。
まとめ:健診結果を持って、お気軽にご相談ください

脂質異常症は、早めに見つけてコントロールすれば、怖い病気ではありません。
当院では、血液検査で現在の状態を詳しく調べ、患者様のライフスタイルに合わせた食事指導や、必要に応じたお薬の処方を行っています。
「どのくらい数値が高いと薬が必要?」
「食事だけで改善できる?」
そんな疑問をお持ちの方は、健康診断の結果をお持ちの上、ぜひ一度ご相談ください。
内科と歯科、両方の視点からあなたの健康をサポートいたします。