【注意喚起】新型コロナ「ニンバス」が急拡大中!高齢者の「受診控え」は重症化リスクを高めます
こんにちは。
明石やまだ内科歯科クリニックの院長 山田恭孝です。
この夏、新型コロナウイルスの感染状況について、不安なニュースが報じられています。Yahoo!ニュースでも「コロナ感染が再び急拡大…高齢者は猛暑で“受診控え”目立つ 8割が変異株「ニンバス」 専門家は重症化リスクを指摘」と題し、現在の深刻な状況と、それに対する注意喚起がなされています。
コロナ感染拡大と「ニンバス」の脅威
報道によると、この夏、全国的に新型コロナウイルスの感染者が再び急拡大しています。特に、「ニンバス」と呼ばれるオミクロン株の一種が主流となっており、7月に国内で検出された新型コロナのおよそ8割がこの変異株とその系統だったと国立健康危機管理研究機構が報告しています。
この「ニンバス」は、喉に鋭い痛みをもたらすことが特徴とされており、感染した27歳の女性も「とがったものが刺さる感じ」と表現するほどの強い喉の痛みを訴えています。1医療機関あたりの感染者数は、6月15日までの1週間で0.9人だったのが、8月24日には8.73人まで急増し、依然として高止まりが続いている状況です。
深刻な「受診控え」とそのリスク
感染が拡大する一方で、記録的な猛暑が「受診控え」を引き起こしていることも問題視されています。大手製薬会社が行った実態調査では、約5人に1人が「暑いので受診を避けたい」と回答しました。
さらに深刻なのは、体調の異変を感じてから医療機関を受診するまでの期間です。平均で3.2日かかるところ、70代から80代の高齢者に限ると、年代別で最も長い平均4.3日も受診が遅れていることが明らかになりました。
コロナ後遺症に詳しい平畑光一院長は、「去年は3万5000人以上が新型コロナで亡くなった。暑いからと来るのが遅れ、ひどくなってから受診するケースも多い。すごく重症化することがある疾患なので、早く受診することがものすごく大切」と強く指摘しています。
当院の発熱外来が早期受診をサポート
特に、新型コロナウイルスをはじめとする感染症の拡大に対応するため、当クリニックでは「発熱外来」を設置しています。
安心の感染対策
一般の患者様とは異なる発熱外来専用の受付や来院時の動線を設けることで、院内での感染リスクに配慮し、安心して診察を受けていただける環境を整えています。
高精度な検査機器による早期診断
富士フイルム(FUJIFILM)社製の「ドライケムAG2」を導入しており、新型コロナウイルス(COVID-19)はもちろん、インフルエンザウイルスや肺炎マイコプラズマなど複数の抗原に対応しています。この機器は、従来の迅速診断キットが感染後12~24時間経過しないと陰性と判定されがちだったのに対し、ウイルス量が少ない発症初期の段階でも高い検出性能を発揮します。これにより、発症早期のインフルエンザでも約6時間で診断が可能とされており、迅速かつ正確な診断が重症化予防に繋がります。自動判定システムのため、目視判断が不要で、より精度の高い診断が期待できます。
スムーズな受診体制
発熱時は、予約された患者様を優先して診察いたします。まずはお電話にてご相談いただくことを推奨しておりますので、体調に異変を感じたら、ためらわずにご連絡ください。
まとめとお願い
新型コロナウイルス感染症は、特に高齢者にとって重症化のリスクが高い疾患です。猛暑による「受診控え」は、そのリスクをさらに高める可能性があります。
明石やまだ内科歯科クリニックは、皆様が安心して早期に医療を受けられるよう、感染対策を徹底した発熱外来と高精度な検査体制を整えております。
「少し体調がおかしいな」と感じたら、無理をせず、早めに医療機関にご相談ください。重症化を防ぐためにも、早期の受診が何よりも大切です。