「疲れが取れない」その原因、実はお口の匂いでわかるかも?医師が教える高血糖のサイン

こんにちは。
JR明石駅より徒歩5分、明石やまだ内科歯科クリニック院長の山田恭孝です。
「しっかり寝ているはずなのに、体が重だるい」
「最近、喉が渇いて仕方がない」
季節の変わり目や忙しさのせいにして、こんな不調を我慢していませんか?
実はその症状、血液の中に糖分があふれかえっている「高血糖(糖尿病予備軍)」のSOSサインかもしれません。
今回は、見逃してはいけない体の変化と、当院だからこそお伝えできる「お口と血糖値の意外な関係」についてお話しします。
血液が「砂糖水」状態になると何が起きる?

私たちが食事で摂った炭水化物は、体内でブドウ糖に変わり、エネルギーとして使われます。
しかし、インスリンというホルモンがうまく働かないと、ブドウ糖が細胞に入っていけず、血液中にあふれ出してしまいます。これが高血糖です。
イメージしてみてください。血液がドロドロの砂糖水のようになっている状態です。
全身の血管や神経がダメージを受け続けることで、体は様々な「SOS」を発信し始めます。
見逃厳禁!高血糖の初期症状チェックリスト

以下の11の症状に心当たりがないか、チェックしてみてください。
①トイレの回数が急に増えた(頻尿)
体内の余分な糖を、水分と一緒に尿として排出しようとするためです。
②喉が異常に乾く
尿として大量の水分が出ていくため、体は脱水状態になり、激しい渇きを感じます。
③鉛のような疲労感
エネルギー源である糖が細胞に届かないため、常にガス欠状態で動いているようなダルさを感じます。
④食べているのに空腹感が続く
細胞が「エネルギー不足だ!」と脳に訴えかけるため、食欲が止まらなくなります。
⑤食べているのに急に痩せる
糖を使えない体が、代わりに筋肉や脂肪を分解してエネルギーを作るため、不健康に体重が落ちていきます。
⑥目がかすむ、ぼやける
高血糖により水晶体の水分調節がうまくいかなくなったり、網膜の血管がダメージを受けたりします。
⑦風邪をひきやすい
免疫機能が低下し、感染症にかかりやすくなります。
⑧傷が治りにくい
血流が悪くなるため、靴擦れや小さな切り傷がなかなか治らず、化膿しやすくなります。
⑨息から「甘酸っぱい匂い」がする
これは非常に危険なサインです。体が脂肪を無理やり燃焼させた時に出る「ケトン体」の影響で、腐ったリンゴや除光液のような独特の臭いがします。
⑩頭がボーッとする
意識がもうろうとしたり、集中力が続かなくなったりします。
⑪吐き気や腹痛
重症化(ケトアシドーシス)の前兆として、消化器症状が出ることがあります。
内科歯科クリニックだから伝えたい「お口のサイン」

上記のリストの9番目に「息の匂い」がありましたが、実は高血糖(糖尿病)と口臭にはもう一つ、深い関係があります。
それは「歯周病」です。
糖尿病になると免疫力が落ちるため、歯周病菌と戦う力が弱まり、歯周病が重症化しやすくなります。その結果、歯茎からの出血や排膿が起こり、特有の強い口臭が発生することがあります。
逆に、歯周病を放置すると、炎症物質がインスリンの働きを邪魔して、血糖値をさらに上げてしまうこともわかっています。
つまり、「お口のケア」と「血糖値のコントロール」はセットで考える必要があるのです。
まとめ:「甘い息」や「急な痩せ」は迷わず受診を

高血糖は「サイレントキラー(静かなる殺し屋)」とも呼ばれ、初期には痛みがありません。
しかし、「甘酸っぱい息がする」「急激に痩せた」「意識がボーッとする」といった症状がある場合は、命に関わる緊急事態(ケトアシドーシスなど)の可能性があります。
「内科に行くべきか、歯科に行くべきか…」
もし迷われたら、両方の視点から全身を診ることができる当院へご相談ください。
簡単な血液検査ですぐに血糖値はわかりますし、院内に常設の血液検査機があるため、糖尿病の指標となるHbA1cも15分程で結果が得られます。また併設の歯科でお口の状態も同時にチェックすることで、より効果的な治療プランをご提案できます。
「最近ちょっとおかしいな」と思ったら、手遅れになる前に一度お越しください。