「コーヒー好き」に朗報?1日3杯飲むと、大腸がんの生存率が上がるという研究結果

こんにちは。
JR明石駅より徒歩5分、明石やまだ内科歯科クリニック院長の山田恭孝です。
毎朝の一杯、あるいは仕事の合間の一杯。
コーヒーが欠かせないという方は多いのではないでしょうか?
実は先日、そんなコーヒー好きの方にとって、少し嬉しくなるようなニュースが飛び込んできました。
「コーヒーを飲む大腸がんの患者さんは、再発リスクが下がり、生存率が改善する」という研究結果が発表されたのです。
今回は、この興味深いデータの中身と、消化器専門医としての見解をお話しします。
1日3杯でリスクが12%低下?

2月8日に報じられたニュースによると、韓国の研究チームが大腸がん患者さん約5,000人のデータを分析したところ、コーヒーを飲む習慣がある人は、そうでない人に比べて「予後(病気の経過)」が良いことがわかりました。
具体的には、以下のような結果が出ています。
・コーヒーを1日1杯飲むごとに、死亡や再発のリスクが約4%下がる
・1日3杯飲むと、リスクは約12%下がる
・特に「ステージ3」の患者さんでは、リスクが40%以上も低下した
つまり、コーヒーを飲む量が増えるほど、良い結果につながる傾向が見られた(用量依存的関係)というのです。
「カフェインレス」でも効果あり

「でも、カフェインの摂りすぎは体に悪いのでは?」
そう心配される方もいるかもしれません。
しかし今回の研究では、普通のコーヒーだけでなく、「デカフェ(カフェインレス)」のコーヒーでも同様の効果が確認されました。
これは、カフェインそのものだけでなく、コーヒーに含まれるポリフェノールやビタミン、抗酸化物質などの様々な成分が、複合的に体に良い影響を与えている可能性を示唆しています。
お酒やタバコはがんのリスクを上げますが、コーヒーは適量であれば、腸にとって強力な味方になってくれるかもしれません。
コーヒーは「お守り」、検査は「命綱」
こうしたニュースを聞くと、「じゃあコーヒーを飲んでいれば大腸がんになっても大丈夫」と思ってしまうかもしれませんが、それは少し違います。
あくまでこのデータは「生存率や再発率の改善」に関するものです。
大腸がんから命を守るために最も確実で、最も重要なのは、やはり「早期発見・早期治療」に尽きます。
大腸がんは、早期に見つけてポリープのうちに切除してしまえば、ほぼ100%完治が望める病気です。
コーヒーを毎日の楽しみや「お守り」にしつつ、40歳を過ぎたら必ず定期的な「大腸カメラ(内視鏡検査)」を受けましょう。
コーヒーの着色が気になったら歯科へ

最後に、当院ならではの視点をひとつ。
コーヒーは健康に良い反面、歯の表面に茶色いステイン(着色汚れ)がつきやすい飲み物でもあります。
当院は内科と歯科を併設しておりますので、「内視鏡検査でお腹のメンテナンス」をしたついでに、「歯科で歯のクリーニング(着色除去)」を受けて帰ることも可能です。
心置きなくコーヒーを楽しみ、お腹も歯も健康に保ちたい方は、ぜひ明石やまだ内科歯科クリニックにご相談ください。
