「その痛み止め、飲みすぎていませんか?」胃や腎臓を守るために知っておきたいお薬との付き合い方

こんにちは。明石駅より徒歩5分、明石やまだ内科歯科クリニックの院長の山田恭孝です。
頭痛、腰痛、生理痛、そして歯の痛み…。
日常生活の中で「痛み」を感じたとき、頼りになるのが市販や処方の「解熱鎮痛剤(痛み止め)」ですよね。
「カバンに常備していないと不安」
「痛くなりそうだから、予防的に飲んでおこう」
そんなふうに、日常的に痛み止めを飲んでいませんか?
痛み止めは素晴らしい薬ですが、「漫然と飲み続けること」は、内臓にとって大きな負担になることがあります。
今回は、痛み止めに潜むリスクと、上手な付き合い方についてお話しします。
痛み止めが「胃」と「腎臓」をいじめる理由

一般的に使われる痛み止め(ロキソニンなどのNSAIDsと呼ばれる種類)は、熱や炎症を抑える働きがありますが、同時に以下のような副作用のリスクを持っています。
胃へのダメージ(胃潰瘍など)
痛み止めは、胃の粘膜を守る成分(プロスタグランジン)の働きも抑えてしまうため、胃が荒れやすくなります。「痛み止めを飲みすぎて胃が痛くなり、さらに胃薬を飲む」というのは、よくある悪循環です。
腎臓への負担(腎機能低下)
腎臓は血液をろ過する臓器ですが、痛み止めには腎臓への血流を低下させる作用があります。特にご高齢の方や、もともと腎機能が弱っている方が長期間服用すると、知らず知らずのうちに腎不全のリスクを高めてしまうことがあります。
内科と歯科、薬が「重複」していませんか?

当院は「内科」と「歯科」を併設していますが、それぞれの診療科でよくあるのが「薬の重複(ポリファーマシー)」の問題です。
例えば、
「整形外科で腰痛の痛み止めをもらっている」
「歯科で抜歯後の痛み止めをもらっている」
「頭痛がするから市販薬も飲んでいる」
これらを併用すると、成分が重複し、過剰摂取になってしまうことがあります。
それぞれの医師は「他で何を飲んでいるか」を、お薬手帳がないと正確に把握できません。結果として、必要以上の量の薬が体に入り、副作用のリスクが跳ね上がってしまうのです。
薬を減らすための「3つの見直しポイント」

痛み止めは「治す薬」ではなく、「一時的に痛みを遮断する薬」です。
体を守るために、以下のポイントを意識してみてください。
①「予防飲み」をやめる
「痛くなるのが怖いから」と、痛くない時に飲むのはやめましょう。どうしても辛い時だけ飲む「頓服(とんぷく)」としての使い方が基本です。
②お薬手帳を必ず見せる
当院を含め、受診の際は必ずお薬手帳を提示してください。「あ、この薬とこの薬は成分が似ているから調整しましょう」と、医師が交通整理を行うことができます。
③痛みの「原因」を治す
痛みが続く場合は、必ず原因があります。頭痛なら血圧やストレス、歯痛なら虫歯や歯周病など、根本的な治療を行うことで、痛み止めそのものを手放すことができます。
まとめ:お薬の整理も、当院にお任せください

「最近、薬の量が増えて心配」
「胃の調子が悪いのは、痛み止めのせいかも?」
そんな不安をお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。
当院では、内科的な視点(腎臓や胃の状態)と、歯科的な視点(歯の痛み)の双方から、患者様の全身状態を診ることができます。また、内科と歯科が併設していることから十分な連携が可能となり、薬剤の重複を避ける事ができています。
お薬は、必要最小限で最大限の効果を出すのが理想です。
お薬手帳をお持ちいただければ、現在のお薬が本当に必要かどうか、一緒に見直しをさせていただきます。