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朝食の定番「ハム・ソーセージ」に発がん性?大腸がんを防ぐための正しい付き合い方

こんにちは。JR明石駅より徒歩5分、明石やまだ内科歯科クリニックの院長、山田恭孝です。

忙しい朝の食卓やお弁当に、ハムやウインナー、ベーコンは欠かせないというご家庭も多いのではないでしょうか。

手軽で美味しいこれらの食材ですが、実は「食べ過ぎると大腸がんのリスクが高まる」という医学的なデータがあることをご存じでしょうか。

今回は、2026年2月10日に公開された最新の医療記事を元に、加工肉・赤身肉のリスクと、美味しく健康を守るためのポイントについてお話しします。

WHOが認定した「グループ1」のリスクとは

世界保健機関(WHO)の専門組織は、ハムやソーセージなどの「加工肉」を、発がん性の根拠が十分にある「グループ1」に分類しています。また、牛や豚などの「赤身肉」も、おそらく発がん性がある「グループ2A」に分類されています。

「グループ1」と聞くと、タバコやアスベストと同じ分類なので驚かれるかもしれません。

しかし、これは「タバコと同じくらい危険」という意味ではなく、「発がん性があるという証拠が同じくらい確実である」という意味です。

具体的なリスクとしては、加工肉を1日50g(ソーセージなら約1本分)食べ続けると、大腸がんのリスクが約18%増加するとされています。

なぜ、お肉が大腸がんの原因になるの?

記事では、リスクを高める要因として以下の3つが挙げられています。

①保存料の影響

加工肉に使われる亜硝酸塩などの添加物が、腸の中で発がん性物質に変化する可能性があります。

高温調理の影響

焼いたり揚げたりする際、焦げ目ができるほどの高温で調理すると、有害物質が発生しやすくなります。

③鉄分の影響

お肉に含まれる鉄分(ヘム鉄)が、腸内で活性酸素を作り出し、炎症を引き起こすことが動脈硬化やがんの引き金になると考えられています。

「お口の細菌」が大腸がんを悪化させる?

ここで、内科と歯科を併設する当院ならではの視点をお伝えします。

大腸がんのリスクはお肉だけではありません。実は「お口の中の細菌」も深く関わっています。

近年の研究で、歯周病菌の一種(フソバクテリウム)が、唾液と一緒に飲み込まれて大腸に届くと、大腸がんの増殖を加速させることがわかってきました。

つまり、お肉の食べ過ぎに気をつけることと同じくらい、「歯周病のケア」をして悪い菌を飲み込まないようにすることが、大腸がん予防にとって重要なのです。

まとめ:週3回を目安に、検診も忘れずに

とはいえ、お肉は貴重なタンパク源であり、食卓の楽しみでもあります。

完全にゼロにする必要はありません。記事でも推奨されているように、「週に3回程度」を目安に楽しむのが良いでしょう。

そして何より確実な予防法は、定期的な「大腸カメラ(内視鏡検査)」です。

大腸がんは、早期に見つければほぼ完治できる病気です。

「お肉が大好きでよく食べる」

「最近、歯茎の腫れも気になる」

そんな方は、ぜひ当院にご相談ください。

指導医の資格を持つ内視鏡専門医が大腸カメラ(内視鏡検査)でお腹をチェックし、歯科検診でお口の菌を減らす。ダブルのアプローチで、あなたの健康を守ります。

 

明石やまだ内科歯科クリニック