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便秘もサイン?「甘い飲み物」が大腸がんのリスクを2倍に。

ハーバード大の研究が教える予防策

こんにちは。

JR明石駅より徒歩5分の明石やまだ内科歯科クリニック院長の山田恭孝です。

普段、喉が渇いたときに何を飲んでいますか?

コーラなどの炭酸飲料、甘いアイスティー、フルーツジュース……。

これらを日常的に飲んでいる方は、少し注意が必要かもしれません。

先日、「甘い飲み物を飲む習慣が大腸がんのリスクを高める可能性がある」という、衝撃的なニュースが報じられました。

今回はこの最新研究の内容と、私たちが日々の生活で気をつけるべきポイントについてお話しします。

1日2本でリスクが倍増。「甘いドリンク」の罠

学術誌『Gut』に掲載された、約9万6000人の女性を対象としたハーバード大学の研究によると、驚くべき結果が出ています。

  • 1日に甘いドリンクを2本以上飲む人は、週に1本以下の人に比べて、50歳までに大腸がんを発症するリスクが「2倍」になる。
  • 10代(13〜18歳)の時期に1日約237ml飲むだけでも、リスクが32%高くなる。

ここで言う「甘いドリンク」とは、炭酸飲料だけではありません。砂糖や果糖の多いコーンシロップが入ったスポーツドリンク、加糖紅茶、フルーツ系ジュースなども含まれます。

なぜ「飲み物」が危ないのか?

研究者は、甘い飲み物には「固形物のような満腹感がない」ため、結果的にカロリーの摂りすぎにつながると指摘しています。

これが肥満やインスリン抵抗性、2型糖尿病を引き起こし、巡り巡って「がんのリスク」を高めてしまうのです。

「加工食品が多く、食物繊維が少ない」という欧米型の食生活も、大腸がんの大きな要因の一つです。

今すぐ始められる「腸を守る」習慣

では、リスクを下げるにはどうすれば良いのでしょうか? 記事では以下の対策が推奨されています。

 

1.飲み物を変える

甘いジュースや炭酸の代わりに、水、牛乳、あるいは砂糖なしのコーヒーやお茶を選びましょう。

 

2.食物繊維を摂る

全粒穀物、豆類、チアシードなど、繊維質の豊富な食品は、がんの原因となる突然変異から腸を守るのに役立ちます。

 

3.赤身肉・加工肉・アルコールを控える

ハムやソーセージなどの加工肉や、過度な飲酒は大腸がんのリスクを高めます。


「便秘」や「出血」は体からのSOSかも

食生活の改善と同じくらい大切なのが、「体のサイン」を見逃さないことです。

記事のタイトルにもある通り、「原因不明の便秘」や「直腸からの出血(血便)」、「急激な体重減少」などは、大腸がんの兆候である可能性があります。

「ただの便秘だろう」「痔だろう」と自己判断して放置するのが一番危険です。

ご家族に大腸がんの方がいる場合や、お腹の調子がおかしいと感じた場合は、迷わず専門医にご相談ください。

まとめ:最高の予防は「定期的な内視鏡検査」

食生活の見直しは今日からできますが、すでにできているポリープやがんの芽を見つけるには、「大腸カメラ(内視鏡検査)」しかありません。

当院では、希望者には鎮静剤を使用し、眠っているような感覚で受けられる苦痛の少ない大腸カメラを行っています。また、指導医の資格を持つ内視鏡専門医が検査を担当しています。

甘いものが好きだった方、最近お通じが気になる方は、ぜひ一度ご自身の腸の状態をチェックしにいらしてください。

 

明石やまだ内科歯科クリニック